【6/15(日)・市ヶ谷】ミャンマーチャリティ映画上映&ライブ2025

今年3月、ミャンマーで200年に一度の大地震が発生し、中央平野部やシャン高原などで甚大な被害が発生しました。直後から、たくさんの日本の支援団体が活動してきました。また、昨年から日本で働くミャンマー人が急増し、人手不足が深刻な介護や建設現場を支えるなど、両国のつながりが深まりつつあります。

 

そして、今年は終戦80周年。関連映画や写真とトークを通じて、あらためて戦争の歴史や、両国のつながりを振り返り、未来について考えてみませんか。日本とミャンマーにルーツを持つシンガーYuzuna&Utaのチャリティライブも同時開催。多くのみなさまのご参加お待ちしています。

 

日 時:2025年6月15日(日)10時~18時

場 所:JICA地球ひろば2F(東京都新宿区市谷本村町10-5)[アクセス・地図]

参加費

 ①②映画上映:各回1500円(入場時に500円を支払い。1000円をお好きな出展団体の募金箱へ)

 ③ライブ: 無料(お好きな出展団体の募金箱へのカンパをお願いします)

 ④映画上映&トーク:1000円(入場時に500円を支払い。500円をお好きな出展団体の募金箱へ)

 *12時~13時ランチ交流会参加の方は+ランチ代1500円(限定100食・申込先着順・6/13締切)
申 込https://forms.gle/DtpX4KcpVarXrYT39

*国際会議場でのプログラムは各回定員200名。申込先着順。空きがあれば当日参加も可能

主 催:NGO SOSIA

 

【プログラム】

●国際会議場 映画上映&ライブ● 

①10:00-12:00 『海辺の彼女たち』上映+地球市民の会理事/ミャンマー語通訳・柴田京子オンライントーク

②13:30-15:30 『僕の帰る場所』上映+Yuzuna&Uta/藤元明緒監督オンライントーク

③15:45-16:45 「日本語とミャンマー語で歌おう!」Yuzuna&Utaライブ

④17:00-18:00 『白骨街道』上映+写真家・亀山仁トーク

*各回定員200名。申込先着順。空きがあれば当日参加も可能

 

●2Fロビー写真展示●

 写真家・亀山仁が撮影した、日本とミャンマーの歴史に関係する第二次世界の戦地跡や慰霊祭の写真展示

 

●201AB/202AB活動紹介コーナー●

10:00-18:00 各団体の活動紹介やワークショップ、カフェーコーナー

12:00-13:00 ランチ交流会(申込先着100名分のミャンマー料理ケータリング。申込締め切り6/13)

 

<出展団体一覧(順不同)>

・SOSIA---オリジナルイラストグッズ&ミルクティー販売

・ミャンマーの平和を創る会---被災地支援グッズ販売

・日本メータオクリニック支援の会---チャリティグッズ販売

・ヤンゴンかるた---かるたワークショップ&チャリティグッズ販売

・BAJ---チャリティグッズ販売

・地球市民の会---珈琲(飲料、豆、ドリップパック)販売

・パルシック---活動紹介

・ミャンマーの人々に寄り添う会---チャリティグッズ&珈琲ドリップパック販売

・ジャパンハート---書籍&珈琲ドリップパック販売


上映作品紹介

『海辺の彼女たち Along the Sea』[2020年/日本/88分]

国内外で高い評価を受けた藤元明緒監督の長編第2作。技能実習生として来日した若きベトナム人女性のアンとニューとフォンはある夜、搾取されていた職場から力を合わして脱走を図る。新たな職を斡旋するブローカーを頼りに、辿り着いた場所は雪深い港町。やがては不法滞在となる身に不安が募るも、故郷にいる家族のためにも懸命に働き始める。しかし、安定した稼ぎ口を手に入れた矢先にフォンが体調を壊し倒れてしまう。アンとニューは満足に仕事ができないフォンを心配して、身分証が無いままに病院に連れて行くが——。藤元監督がインターネットを通じて知り合った外国人技能実習生の女性が、過酷な労働の日々の末に行方知れずになったことから、彼女と同様の境遇にある女性たちを取材し、オリジナルの脚本を書き上げた。

 

『僕の帰る場所 Passage of Life』[2017年/日本、ミャンマー/98分]

日本とミャンマーを舞台に、ある在日ミャンマー人家族に起こった実話をベースに描いたドラマ。東京にある小さなアパートに暮らすケインと幼い2人の息子たち。夫のアイセが入国管理局に捕まってしまったため、ケインは1人で家庭を支えていた。日本で育ったため、母国語が話せない子どもたちに、ケインは不慣れな日本語で精いっぱいの愛情を注いでいたが、兄弟は父親に会えないストレスからケンカを繰り返す毎日。そんな日常から、今後の生活に不安を抱くようになったケインは、生まれ育ったミャンマーへ帰りたいという思いが募っていく。監督は本作が長編デビュー作となる藤元明緒。2017年・第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に出品され、同部門の作品賞および国際交流基金アジアセンター特別賞の2つの賞を受賞した。

 

『白骨街道 Bleached Bones Avenue』[2020年/ミャンマー/16分]

「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督による短編作品。インドとミャンマーの国境近くに住む少数民族ゾミ族の一団が、日本兵の遺骨収集事業を担い、かつて第二次世界大戦の戦場だった場所へ向かう。


登壇者紹介

地球市民の会理事/ミャンマー語通訳・柴田京子さん

2002年~2020年ミャンマー在住。農業人材育成NGOでの活動やミャンマーでの日本語学校経営などを経て2006年より地球市民の会による総合的な農業開発事業に携わる。2020年の帰国後、ミャンマーの農業発展のため大学院で農業修士を取得。現在は地球市民の会ミャンマー事業の代表及び理事を務める。また、ミャンマー語通訳として日本で働く技能実習生のケアにかかわる。

映画監督・藤元明緒さん

1988年生、大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪で映像制作を学ぶ。日本に住むあるミャンマー人家族の物語を描いた長編初監督作『僕の帰る場所』が、第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門2冠など受賞を重ね、33の国際映画祭で上映される。長編二本目となる『海辺の彼女たち』が、国際的な登竜門として知られる第68回サンセバスチャン国際映画祭の新人監督部門に選出された。現在、アジアを中心に劇映画やドキュメンタリーなどの制作活動を行っている。

写真家・亀山仁さん

1966年生、東京都出身。一般社団法人ミャンマーの平和を創る会共同代表。一般社団法人ミャンマー祭り理事。日本写真協会会員。2005年よりミャンマーの人々や風土を撮影。ミャンマーの写真展開催。冬青社よりミャンマーの写真集出版。2019年には、かつて「白骨街道」と呼ばれた「TedimRoad/ティディム街道」を訪れ、インパール作戦の敗走路を中心に撮影。写真集『Burma/Myanmar 戦禍の記憶 2019-2024』に収録されている。写真家活動の傍ら様々な国際支援・交流活動に携わる。
URL:https://hitoshi-kameyama.com/web/

アーティスト・Yuzuna&Utaさん

ミャンマー語と日本語の2か国語で多くの心温まる歌を届けるアーティスト。ミャンマーと日本のミックスルーツの姉妹で、両国の架け橋として活躍中。